英語が流ちょうな部下がいます。いつもは、明るくずっとしゃべっているのに、会話に数字がでると突然黙ってしまいます。
最初は、話の内容が難しいのかな思っていたのですが、もしかしたら数学を理解していないから、話ができないのではないかと思い当たりました。
そこで、3回ほど、勉強会をやってみましたが、4回目で逃げられてしまいました。英語ができるので、戦力として重宝しています。あとは、算数ができるようになればいいのですが…。どうすればよいでしょうか。

その方が数学ができるようになれば、さらに大きな力になりますね。

一度、数学に対して苦手意識を感じてしまうと、避けて通ろうとしてしまうのが、数学の残念なところです。

さらに、数学は使わなければ忘れてしまいます。

しかし、その裏返しとして、学習すれば、大半の方はできるようになります。

時間はかかるかもしれませんが、数学の学習を進めていただきましょう。

とはいえ、勉強会をやったのにダメだったとのことですね。もしかしたら、できないと思われるのが嫌で、皆で学習すると時間が終わるまで黙って待ってしまう可能性もあります。

まずは、その方が何を理解していないのか知る必要があります。

先日X(旧Twitter)で、割り算の順番を逆に覚えている子供がいたという話を目にしました。そういったこともあるかもしれません。

まずは簡単なテストを実施し、何を理解していないのか、何を理解しているのかを把握しましょう。

その結果から、仕事に役立ちそうな部分を目標に、学習の道筋を作ってあげましょう。

多くの方がつまずくのは、分数と割合です。

社会人の方でも、この分野を理解していない方は非常に多いです。

そこができていないからといって「そんなこともわからないの」というのは絶対に言ってはいけません。信頼関係を損ねます。小学校や中学校で、数学をしっかり理解せずに、記憶だけで乗り切った方ほど、これらの単元が苦手です。

また、ご自身で教えようとするのはやめたほうがいいかもしれません。

「塾講師の経験があるから大丈夫」という考えも捨てた方がよいでしょう。

もし、塾講師をしていたら、子どもたちのテストの点数を伸ばすために、裏技などを教えたりしていませんでしたか?テストの前はテストの範囲だけ教えることはありませんでしたか?

今、その子どもたちが大人になって、その弊害が現れているのです。

同じことを繰り返さないためにも、他の人や、当社のような大人専門の教室に依頼しましょう。

また、学習を進めて、少し自信がついてきたようであれば、簡単な問題を出し、答えられたら盛大に褒めましょう。その成功体験がやる気を加速させます。

先は長いです。焦らずに、よい環境を作り、お互いに仕事でストレスをためないように頑張りましょう!