新入社員向けエクセル研修のお申し込みが増える時期になりました。
(新入社員向けのエクセル研修お受けしています!)

ところで、社会人としてエクセルを使えるようになるのは重要ですが
エクセルを使いこなすために欠かせない能力はなんでしょうか。

それは、「基礎数学力」です。

特に「割合」を理解する力です。

エクセルの研修中に以下のような質問を新入社員から受けます。
(実際は新入社員だけではなく、中堅社員からも質問されます)

前年比はどちらをどちらで割ればいいですか

構成比とはなんですか、その計算式の出し方

税抜き価格はどのように計算すればいいですか


割合をきちんと理解していれば、すぐに導き出せる内容ですが
数学が苦手な方程「公式」として覚えようとし、その意味を追求しない傾向があります。

また、数学が苦手な方の中にはエクセルなどで算出された数字を「1より大きい方が良い」「1より小さい方が良い」と記憶することで、ストレスを少しでも軽減しようと試みますが、なぜ、それが「良い」かをわからずに数字を扱っている方は少なくありません。

そんなことがあり得ない!と思った方は…

「そんなことあるわけない」と思いましたか?
これは事実です。
ただ、基本的なビジネス数字力は、基礎からしっかり学習することでできるようになります。

やり直せば、基本的な数学は理解できる

割合は、小学校5年生で習う単元です。

小学校5年生ごろから「算数を嫌い」と感じる子どもが増えていきます。
そのまま、大人になり、割合の意味を理解していない状態で社会に出ます

しかし、社会には、数字が溢れています。
数字が苦手な方は、数字のストレスに対峙する羽目になります。

弊社は大人向けの数学教室を運営しておりますが
大手企業の管理職試験を受検する方も、基本的な割合の考えを理解していない場合も見られます。珍しいことではありません。

昇格試験や正社員登用試験のために学習を始めてから

普段使っている数字の意味が分かってストレスが軽減された

と仰っていただくこともあります。

わからないから逃げていたけど、向かい合えば意外とわかりますし、
基礎からやり直せば数字は理解できるようになるのです。

エクセルを操るためには基礎数学力が必要

世の中には、データ分析をすべてエクセルがやってくれるので、数学が苦手でも大丈夫!といううたい文句の本もあります。

しかし、数学の基礎知識(特に割合)が欠けていると、その数値の意味を理解することはできません。

また、四則演算や関数を知っていても、基本的な数学力がなければ、式を作ることができず、さらに、エクセルではじき出された数字の意味を理解することは難しいでしょう。

数学の基礎知識を底上げするだけでエクセル操作は断然楽になります。
実際、弊社のパソコン教室にいらした方に数学面の質問をいただいたときには、数学教室の教材をお見せします。
すると「そういう意味だったのか」と感激する方(そしてそのまま数学教室に通う方も…)もいらっしゃいます。

大人塾の始まりのきっかけの一つ

弊社の「大人のための数学教室」は、
パソコン教室でエクセルを教えているときに、あまりにも数学が苦手な方が多く、その方たちのために始めた事業でもあります。

まずは「現状」の数学レベルを客観的に判断する

エクセルを理解するための数学力をどのように測ればよいのでしょうか。

弊社のスキルチェックサービスの一つである「エクセルスキルチェック」では、実際にエクセルファイルを操作していただいてスキルをチェックします。

そこには税込みの価格を算出するものなど式を作る必要がある問題がありますが、その数式を作ることができない新入社員は6割程度います。

エクセル研修をより実りのあるものにするためには、現在のスキル把握が重要です。

スキル検査は選抜のために行うものではなく、よい学習ために行います。

採用時の適性検査は万全ですか?

「新入社員は大学でエクセルを触っていないのでエクセルのスキルチェックは意味がなさそう」という場合には、数字力チェックがオススメです。

適性検査をしているから大丈夫だと思います。

自宅で受検するタイプの適性検査の場合、「自宅で受けるテストは友達に受けてもらう」とあたりまえのように言う学生もいます

学生側の「入社したい企業だからなんとしてでも高い点をとりたい」「お金を払ってでも受検を代行してほしい」という気持ちは理解できなくもないですが、入社後に困るのは、部署のメンバーと本人です。

弊社の数学力レベルチェックは、採用のための試験ではなく、現在のレベルを把握し、足りていない分を学習させるための数学レベルチェックです。平均点は60点前後(100点満点)になるように問題を調節し、基礎的な問題から応用問題までを短時間で反射的に解くことで実力を測ることができます。

もし基本的な数学力が足りていなかった場合には?

「ビジネス数学基礎」eラーニングをお薦めします。
方程式、基本的な文章題、割合、前年比など割合を使った指標、図表の読み取りなど、文系でも最低限理解しておきたい数学知識を学習できます。

修了テストに合格すると修了証が発行されますので、できる方は時短で終わらせることができます。(ゴールが達成されることが目的なので学習時間に縛りをつける必要はありません)

基礎的な数学は、やれば必ず理解できるようになります。
もし、御社がデータ分析やエクセル経営を臨むのであれば、数学レベルチェックをし、必要に合わせて数学研修をスタッフの方に提供することをお薦めいたします。

数字が苦手な文系社会人様向け ビジネス数字基礎研修

数学苦手の言い訳をされたくない、数字がわかればもっと実力を伸ばせそう、数字に弱い以外はよくできるのに…。そのような社員様には、ビジネス基礎数学研修がお薦めです。…