新型コロナ感染症の影響によって、本年度の就職活動が大きく変わっています。
面接はオンラインでの実施となるなど、企業の採用活動は急造の体制でなかなか進まず、また、テストセンターは2020年5月20日現在、営業を停止しています。

昨年度の夏季、冬季のインターン経由で就職先が決定した学生の報告もありますが、出遅れた学生はかなり苦戦しているようです。

弊社のテスト対策講座においては、例年であれば、5月にテスト対策を受講する4年生はほとんどいませんが、今年度は、オンラインにおける受講人数が減っていないことからも、就職活動が続いていることが判断できます。

就職活動がうまく進まない学生にヒアリングしたところ、面接後のテストで落とされるケースが発生しているようです。
昨年度までは、テストを受験してから面接に進むことが多かったのですが、現在はその順序すらも混乱しているようです。

どうなる?筆記試験

企業側もこのようなはじめての経験に戸惑っている様子が見られます。
各社試行錯誤の状態であるといえるでしょう。

面接回数が減った分、判断項目がが減り、テストの比重が高くなります。テストのようなわずかな判断材料が採用を左右するといっても過言ではありません。

従来の「筆記試験」型のテストは、全てオンラインに切り替わるでしょう。
すでに「筆記」で試験を実施している企業は多くありません。テストセンターかWEBテスティングが主流になっていることは周知の事実です。

また、自宅で受験する「WEBテスティング」は替え玉受験の横行が問題視され、テスト結果を一概に受け入れることはできないという認識が広がっています。とはいえ、偏差値50以下であれば足切りになることが大半のようです。
(正社員登用試験などは7段階のうち4段階以上でないと通らないことが多いです。)

テストセンターが再開したときに、テストを指示されて慌てないように、そして、WEBテスト対策・玉手箱対策も併せてしておくように学生に伝えると良いでしょう。

緊急事態宣言の解除後、採用活動の最活発化やテストセンターの再開に伴い、新たな採用形態が増えることは確かです。また、この期間の業績悪化に伴って新卒採用のハードルは上昇傾向になるでしょう。学生においては、志望にあわせたテスト対策を入念に実行してもらうほかありません。

自宅で受験するタイプの主なテストとその傾向

・リクルート社 WEBテスティング
難度が高い。1問に時間制限あり。出題範囲が広い。地頭を測るテスト。
・SHL社 玉手箱
グラフと表の読み取りが中心。社会で使える数学力を測るテスト
・ヒューマネージ TG-WEB
「従来型」「新型」が存在し、それぞれ出題範囲が異なる。従来型は何度が非常に高い。新型は四則計算と図表の読み取り。1問あたりの時間が短く、地頭勝負。
・エージーピー CUBIC
数理は方程式から文章題まで出題範囲が広い。論理は数列と推論が中心。

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