今年度も就活生がSPI対策を意識し始める季節が近づいております。
御校の学生はSPI対策を始めていらっしゃいますか?
本記事では、SPIをはじめとした就職試験の近年の傾向についてお知らせします。
試験の種類と傾向
現在主流のテストはリクルート社が提供している「テストセンター」「WEBテスティング」、そしてSHL社が提供している「C-GAB」「玉手箱」の4つです。
テストセンター、C-GABは、それぞれ用意された会場で受験、WEBテスティング、玉手箱は自宅などのパソコンで受験する形式です。また、リクルート社の試験(テストセンター、WEBテスティング)は1問ずつに解答時間が設けられているのが特徴となっています。
また、WEBテスティング、玉手箱にて替え玉受験が横行していることを理由に、近年では適性検査(性格診断)を除く言語・非言語(国語、数学)の試験は、会場で実施する会社も増えています。
リクルート社とSHL社のテストは内容や特徴が異なりますので、それぞれに対策が必要となります。各企業がどのテストを採用しているかは、下記の本で確認することができます。
その試験対策、古くなっていませんか?
試験対策講座などを実施、提供している大学様もあるかと思います。
当教室に通う学生に内容を見せてもらったこともありますが、よくあるのが、内容が古くなっているケースです。
たとえば、最新のSPIで主要な単元となっている「割合」「推論」の扱いが小さく、出題頻度が低い「速度算」に注力している教材がありました。正直に言って学生のためになっていません。
学生に早めの対策を促しましょう
「SPIは内容が中学生レベルだからちょっとやればできるはず」と思い込んで、対策が手遅れになる学生は、毎年いらっしゃいます。
本人が思っている以上に算数、数学を忘れている学生もいますし、なにより就職試験に特有の制限時間の短さへの対応にはどうしても慣れが必要です。
早めに動き始める学生は、遅くても10月頃から対策を始めます。当教室でも同時期に受講生が増えはじめます。これくらい余裕を持つと、エントリーシートなどもしっかり準備でき、企業研究に割ける時間も増えるため、第一志望の内定を得られる学生も珍しくありません。
エントリー開始直前から試験対策に取り組み始めた学生は、やらなければいけないことの多さで、何もかもが中途半端になって落ち込み、失敗を重ねていく傾向があります。
レベル感や試験感覚を早めに身に付けるに越したことはありません。アドバイスする際は、学生には早めに対策を取るようにお伝えください。