今日のお悩み相談です。
消費税って何パーセントですか?ときかれたんですよ。「10%ですよ」と答えたら、「教科書とかに載ってますか?」って言われちゃって。普段はどうやって計算してるの?と聞いたら、「買い物アプリ使ってるから、考えたことありません~」って言われました。もう少し数字に興味を持ってほしいというか、計算式を考えられるようになってほしいんですよね。どうすればいいですか。
消費税率をわからないかた、消費税率がわかっていても計算できない方はいらっしゃいます。これは、普段から計算する機会がないため全く意識していないため、わからないのです。
通勤途中にどの植木が植わっているか意識している人は少ないでしょう。
同じように、気に留める機会がなければ、全く気にせずに生きていけるのが消費税です。
値段が内税表記になったころから、消費税がいくらかを意識する機会はどんどん減り、もしかしたら、消費税というものを知らない方も増えているかもしれません。
とはいえ、赤の他人だったら、そのまま流せますが、この質問が部下からされたらしんどいですね。
実際、数字や計算が苦手な人でも、興味を持ってもらう方法はいくつかあります。
例えば、買い物や外食など、日常生活の中で実際に計算をする機会を設けることで、少しずつ慣れていけるようにすることができます。
計算ができるようになると、実際にお得な買い物ができることに気づくと、もっと興味を持ってくれるかもしれません。
できることを列記しました。
数字の素養を身につける:
数字や計算を使ったゲームを一緒にすることで、楽しみながら数学的思考を養うことができます。簡単な文章題とかでも構いません。とにかく、数字に慣れさせ、数字を意識させることが必要です。
料理を通じて学ぶ:
レシピの分量計算や調整は、実践的な数学スキルを使う良い機会です。例えば、4人分のレシピを2人分に調整する際の計算など、日常的に使える数学を体験できます。比例などの考え方も身につけることができます。
個人の興味と結びつける:
その人の趣味や関心事と数字を結びつけることで、より興味を持ってもらえるかもしれません。例えば、スポーツが好きな人なら、選手の成績や統計を分析する方法を教えるなどはいかがでしょうか。
日常の疑問を数字で解決:
「この商品、どっちがお得?」「給料の手取りはいくらになる?」など、日常生活で生じる疑問を数字で解決する習慣をつけるよう促します。
失敗を恐れない環境づくり:
計算を間違えても大丈夫だと伝え、失敗を恐れずに挑戦できる環境を作ります。間違いを通じて学ぶことの大切さを強調し、ポジティブな姿勢で取り組めるよう支援します。
これらの方法を通じて、少しずつ数字や計算に親しみを持ってもらい、日常生活での活用を促すことができるでしょう。
重要なのは、押し付けるのではなく、楽しみながら、生活に絡めながら、自然に学べる環境を作ることです。
最初から仕事に役立つことを期待して、ビジネスサイドに寄せてしまうと、益々嫌いになられる可能性がありますので気をつけましょう。
時間はかかるかもしれませんが、根気強くサポートすることで、徐々に変化が見られるはずです。じっくりと育てていきましょう。
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