ちょっと、たくさんという曖昧な言葉を使って説明をしようとする人がいます。きちんと数字も交えて、論理的に話してほしいと伝えているのですが、数字は苦手の一点張り。
数字って共通語じゃないですか。来年の売り上げいっぱい頑張りますといっても、誰ともきちんと共有できないじゃないですか。どうすれば、あの方に、数字を使って話してもらえるようになりますか。
お気持ち、すごくよく分かります!数字って共通言語ですから、曖昧な言葉で説明されると、具体的なイメージが沸かなくてモヤモヤしますし、共有も難しくなってしまいますよね。
でも、数字が苦手な方は、数字を使うことに抵抗があるのかもしれません。もしかしたら、数字を扱うことに自信がない、あるいは、数字を使うと堅苦しくなってしまうと感じているのかも知れません。
数字を使うメリットを伝える
相手に数字で話してもらうためには、いきなり「数字で話して!」と強く言うのではなく、優しく寄り添いながら、数字のメリットを伝え、数字を使うことを自然に促していくのが良いと思います。
「具体的な目標があると、みんなが同じ方向を見て頑張れますよね!数字で目標を共有すると、達成への道筋も明確になるし、進捗を測りやすくなりますね。」
「数字は、目標達成のために役立つツールです。数字を使って、具体的な計画を立ててみましょう!ダイエットもちょっと痩せるというよりは、何キロやせると言ったほうが成果がわかりやすいですよね。こういう点でも、数字は目標達成のためのツールだと言えます」
「数字は難しいものではありません。一緒に、どのように数字を使えばわかりやすく、伝わりやすい説明になるのか、試行錯誤してみましょう。」
このように、数字を使うことのメリットを伝え、相手を否定するのではなく、共に考え、協力する姿勢を示すことが重要です。
数値目標を立てる
その次に、簡単な数値目標設定を立てましょう。
例えば、「来月の売り上げを5%アップさせる」といった具体的で達成可能な数字からスタートすると、その方も数字に対する抵抗感が減るかもしれません。
ただ、割合を理解していない方は多いので、目標を立て終わった後に、確認することを怠らないでください。「5%アップさせる」と立てた目標の意味を理解していないことが往々にあります。
数学力が怪しくて、数字で説明をできないのであれば、当社の数学スキルチェックをご検討ください。無料でもご用意できます(採点が自動ではないPDFのものをご提供できます)。
これは、相手の数学力を測るだけでなく、あなたが、どのように説明をすればいいのかを助けます。
わかっていない場合に、抽象的な概念を持ち出しても、まず伝わりません。相手の数学への理解度を測ってから、前に進みましょう。
また、相手が数字を使って説明できた際には、積極的に褒めることも大切です。ポジティブなフィードバックがあることで、数字を使うことが良いことだと感じてもらいやすくなります。
もしかしたら、相手も数字を使うことを望んでいるのかもしれません。あなたの丁寧な言葉と、具体的なわかりやすい例示によって、相手も数字を使って話すことに抵抗が減っていくかもしれません。
あなたのフラストレーションは十分理解できますが、焦らず、ゆっくりと、相手との信頼関係を築きながら、数字を共通言語として使いこなせるように、一緒に努力していきましょう!応援しています!