多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組む中、IT研修を積極的に実施しているにもかかわらず、期待する成果が得られないというケースが少なくありません。日経クロステックの記事でも指摘されているように、IT知識の底上げだけでは、業務効率化や事業変革に結びつかないという課題が浮き彫りになっています。
IT知識の「学びっぱなし」を超えるために
多くの企業研修では、クラウドサービスやAI技術などの最新IT知識を学ぶ機会を提供していますが、それだけでは本質的な変革は起こりません。知識を「知っている」状態から「使いこなせる」状態へと変化させるためには、もう一つの重要な要素が必要です。それが「数学力」です。
なぜDX人材に数学力が必要なのか
- データ分析の基盤となる
ビジネスデータの分析には、統計学の知識や確率の理解が不可欠です。数値の持つ意味を正確に解釈できなければ、誤った意思決定につながります。 - 効率化の効果測定ができる
業務プロセスを改善しても、その効果を適切に測定・評価する方法がわからなければ、PDCAサイクルが回りません。数学的思考は効果測定の精度を高めます。 - 論理的思考力の基礎となる
プログラミングやシステム設計には論理的思考が必要ですが、これは数学的な考え方と密接に関連しています。問題を分解し、順序立てて解決するスキルは数学から培われます。
大人塾が提案する数学力研修
当社の「大人のための数学教室」では、仕事に直結する数学力を育成するプログラムを提供しています。2011年の設立以来、「わかる」だけでなく「使える」数学を目指し、多くのビジネスパーソンをサポートしてきました。また、Eラーニング形式でも「ビジネス数字リテラシー向上研修」を提供しております。
研修の特徴
- 10時間でビジネスに必要な数学基礎を習得:時間効率の良い構成で、業務に直結する数学力を身につけます
- 学習者のペースで進められるEラーニング形式:場所や時間を選ばず、自分のスケジュールに合わせて学習可能
- 実務での課題に直結した内容:消費税計算や比率の誤り等、ビジネスでよくある数学的ミスを克服
こんな課題を解決します
- 消費税10%を0.1と換算できず、1.1や0.01など誤った値で計算してしまう
- 基本的な割合や比率の計算で間違いを繰り返す
- 指標を見てもすぐに理解できない
- 大きい数値÷小さい数値と思い込んでいるパターンなど、根本的な理解不足がある
- 数字を見て意味を理解できず、上司や顧客との共通理解が得られない
- グラフを読むのに時間がかかる
これらの課題は、記憶偏重型の教育による弊害ですが、適切な学習により必ず改善できます。本研修では、暗記ではなく「考え方」を身につけることで、応用力のある数学的思考を育成します。
IT研修と数字リテラシー研修の相乗効果
IT知識と数学力を同時に高めることで、真のDX人材育成が可能になります。システム導入の効果を数値で検証し、データに基づいた意思決定ができる人材は、組織の変革を確実に推進していくことができるでしょう。
レベルチェックの実施や研修内容の詳細については、お気軽にお問い合わせください。