大人になると数学ができなくなる理由の仮説

大人塾に通う方の中には、数学をすっかり忘れてしまっている方も珍しくない。

小数を計算するときに、どこで揃えるのか、
割合はどちらをどちらで割るのか
割り戻しはどうするのか
どういうときに×で、どういうときに+なのか
2割引きはどういう計算をするの?
複利ってどういうこと?
人口密度は、人口で割るの?面積で割るの?

大人になって数学を使わなくなったら、数学ができなくなるのは仕方のないことだが
小中学生のころに勉強した内容を忘れてしまうのはもったいないなあと思う。

義務教育の算数・数学を忘れてしまうのはなぜ?

なぜ、義務教育で長らく学んだ数学を忘れてしまうのだろうか。

そんな話をある方としていたら、「覚えたからではないですかね」と言われた。

数学は公式です。そういうものだ、覚えなさいと教えられた場合
そういうものなのか、とりあえず意味は分からないけれどもテストを乗り越えるために覚えておこう
テストでこういう形が出たらその「公式」を使おう、と思ってしまうのは仕方がない。

そして、覚えたものは、使う(=練習量)ことで自身に馴染んでくるが、
馴染むタイミングが無ければ、そのまま忘れてしまう。
さらに「覚えさせられた」苦い経験があれば
嫌な思い出とともに「数学」が記憶される。

別件で、塾講バイトをしている大学生と話した。
「割合の理解が難しくてね」
「○○あたりというところがなかなか理解されないんだよね」
という話をしていたら
「中学生も理解難しい子結構いるので、私は覚えさせちゃいますね。理解するまで待っていたらテストに間に合わないので」
という話をされ、(それって、使わなくなったら忘れるパターンじゃないのか?)と思ったこともある。

覚えたものは、使わなければ忘れてしまう

実は、ずいぶん昔、一念発起して、お化粧のマンツーマンレッスンを受けたことがある。
しかし、レッスンを受講してから最初の3日くらいは頑張ったが
段々と元通りになり、
結局、お化粧の仕方を忘れてしまった。
お化粧をしている方には信じられない話かもしれないが
しなければ、忘れるのである。特に身に付いていないから。練習量が足りないから。
お化粧も、数学も同じだ。料理も、運転も、練習量がモノを言うのは、全部同じ。

便利になれば、過程は忘れられる

最近、消費税を計算できない方が目立つ。
×1.08が分からないのだ。

話を聞くと、「消費税のボタンがあるから、計算式はわからない」と言われる。
そりゃそうだ。便利なボタンがあるのに、使わない理由はない。式が分からなくても生きていける。

「消費税は8%なので、1.08をかけます」と言われたら 消費税=かける と記憶し、
「金額が2割アップします。いくらになりますか」といわれても応用は利かない。

できる方は「えー!それくらい応用きくでしょ!」と言ってくるが
「覚える」ように教育されていれば、応用することは難しい。

だから、できる方は計算式を作れない人に
「学校で何を習ったの?」と責めないでほしい。
そして、できない方は、出来ない事を恥ずかしがらないでほしい。

Excel・数学研修のご用意もあります

もし、部下が「あれ?基本的な計算式を理解していないかも?」と思った場合には
ぜひ研修にお越しください。
Excelと数学を連動して教えられるのは、国内でも弊社だけと自負しています。
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